業者を使ったクレジットカード現金化では原則として自分名義のカードしか利用することはできません。
クレジットカードの中には家族カードといって1枚のカードを家族で共有するシステムがありますが、この家族カードは基本的に現金化には使えないため気をつけましょう。
ここでは家族カードがクレジットカード現金化に使えない理由と、家族に協力してもらうための他の方法について解説します。
クレジットカード現金化で家族カードが使えないのは何故？
家族カードとは名義人の持つクレジットカードを「親」として、複数の「子カード」を作って家族が自由に使えるようにしたものです。
本人確認のない通常の買い物では家族カードも自分のクレジットカード感覚で使うことができますが、あくまで子カードの利用権限は親カードに紐付けられた限定的なものとなっています。
家族カードのショッピング枠は全て共通になっている
クレジットカード現金化では買い物のために用意されている「ショッピング枠」の残高を現金に置き替えることになります。
このショッピング枠残高は親カード子カード共通となっているため、家族カードが複数枚あったとしても現金化に利用可能な残高は1枠となるわけです。
そしてその1枠を代表しているのは親カードの持ち主であるため、現金化の申請が行えるのは親カードの名義人のみとなります。
クレジットカード現金化ではカード名義人の本人確認が必要
家族カードで申請ができない理由となるのが、クレジットカード現金化業者による本人確認の存在です。
クレジットカード現金化は貸金業務ではないため収入確認の必要はありませんが、専門業者では未成年者の利用や不正入手されたクレジットカードの利用を避けるために初回登録時の本人確認を実施しています。
本人確認は申請したクレジットカードの名義と運転免許証などの身分証の名前、そして現金振込用の銀行口座の名義を照合することで行われます。
子の家族カードではこの3つを一致させることができないため、自動的に申請で弾かれることになります。
家族カード以外で家族にクレジットカード現金化をしてもらう方法
家族カードは使うことができませんが、家族が持っている本人名義のクレジットカードであれば当然現金化に使うことができます。
ただし本人確認をクリアするため身分証なども一緒に用意してもらう必要があるので、現金化について詳しく説明をした上で協力してもらうようにしましょう。
またクレジットカード以外の現金化であれば、自分名義のカードを持っていない家族でも利用できる可能性があります。
たとえば携帯電話のキャリア決済を現金化するといった方法であれば、カード未所持の家族にも比較的頼みやすくなります。
まとめ
クレジットカード現金化では原則として家族カードを使うことはできません。
利用可能なのは親カードを持っている名義人のみなので、自分のクレジットカードを持っている家族がいる場合には身分証の提出まで含めて協力をお願いするようにしましょう。
